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気がつけば。。

オーケストラに室内楽にソロに、フル活動な毎日で気がつけば2012年も4分の1が過ぎようとしています!(驚愕の事実。@@;)今、ここに書くことではじめて気がつきました。あまりにもたくさんの出来事、新しい出会いなどがあり、どこからどうやって書いていいものかわかりませんが、ランダムに印象に残った出来事など、久々に綴ってみようと思います♪


旧ブログ最後の記事は12月の安永徹さん、市野あゆみさんと共演させて頂いたコンサートの記事で終わっていますね。。。帰国してから何度ブログをリニューアルしようと試みては、なかなか重い腰が上がらず、そして更新も相変わらず亀さんペースで、読んでくださていた方々も、もう訪れなくなっているんじゃないかと多少心配もありますが、とりあえず、使い慣れたエキサイトブログで新たに開設いたしました♪旧ブログへはこのページのリンク欄よりジャンプできます♪

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さて、去年のクリスマスはそんなわけで、たくさんの事を勉強させて頂いた、想い出深い室内楽コンサートがあり、年末はPacオーケストラのシルベスター年越しコンサート、そしてその本番の直後、佐渡監督と他3人のメンバーとさだまさしさんの番組に駆けつけ、夜中の2時頃にどっきり企画で少しだけ出演させて頂き、そのまま実家に帰り、しばし日本の正月を満喫いたしました。
日本でお正月を過ごせたのはなんと8年ぶり!我が家のお節に感動でした。

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数日休養したあと、オーケストラの新年コンサートで忙しくはじまり、そして、1月10日には、神戸・三宮のピアジュリアンで、私の新しい仲間ヴァイオリンのホンキュンくんとヴィオラのタラちゃんとの初ライヴがありました♪

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実は日本人女性として割と長身な私ですが、ホンキュンくんとタラちゃんは二人とも靴のサイズが30センチちかい、大男。。。私がチビに見えます。。。笑


あまりにもバタバタで宣伝も間に合わず、ライヴ当日はちょっとお客さんが少なく残念でしたが、大好きな仲間と音楽が出来るのは本当に幸せな時間。楽しかったです♪タラちゃんの日本語の先生も来て下さいました。


その次の週にはPacオーケストラの定期演奏会、ブラームスのドイツレクイエムがあり、ちょうど練習の合間をぬって神戸室内合奏団さんのフォーレのレクイエムにも出演させて頂いたので、個人的にレクイエムWeekとなりました。

それから、二月頭には、財団法人地域創造公共ホール音楽活性化事業(な、長いっ@@;)登録アーティストのプレゼンテーションがあり、東京にも行きました。ここでは、アーティストが演奏とトークのプレゼンテーションを行い、日本全国から来られた地域ホールスタッフさん達がお客様です。そして、プレゼンの後にはアーティストとホールスタッフさん達のお見合い(笑)がありました。

地域創造での活動で、私はミリオンコンサート協会さんにマネージメントして頂く事になりましたが、マネージャーさんがとても親切で素敵な方々なので感謝です♪

突然、色々なアイデアが襲撃してくる私の脳内。今回も直前にどうしても実現させたい!と思うひらめきが起こり、プレゼンでは、同じ登録アーティストでギタリストの松尾俊介さんにプレゼン数日前にしながら無理を承知で共演をお願いしたところ、快く引き受けて下さり共演が実現しました。何で今まで思いつかなかったんだろうと思うくらい、ギターとチェロのアンサンブルは、自分の演奏でありながら、自分自身も癒されます。松尾さんの演奏がとても素晴らしかった事も勿論あるのですが、癒し楽器といわれているチェロとギターで、究極の癒し!という感じです。このコラボは是非また実現させたいです。

そして東京ではベルリン留学時代の友人達との再会もあり、とても楽しく充実した滞在でした♪

東京のプレゼンから兵庫に戻り、今度はオーケストラの定期演奏会、2月はオールシベリウスプログラムで、同郷フィンランドより指揮者にオッコ・カムさんが来て下さり、ハードな練習と3回本番がありました。北欧の地が生んだ大作曲家の作品、その地で生まれた指揮者、そして、我がオケのフルートは北欧・アイスランドからきたメルコルカちゃんがいたので、北欧の風をひとり感じておりました。笑
もっと北欧に浸るためには西宮ガーデンズのヘルシンキベーカリーに行けばよかった!なんて。。。笑(余談ですが、ドイツのパンが恋しくなるとたまにここのヘルシンキベーカリーのパンを買いに行きます♪)酸味があって、ドイツパンに近いパンが買えます♪シナモンのパンとかも美味しくてお勧めです。西宮ガーデンズへお越しの際は是非立ち寄ってみてください。

さて、我がオケの定期演奏会は3日間公演でいつもチケットはほぼ完売です。その多くは定期会員さんだと聞きましたが、こうして毎回私達の演奏会へ足を運んで下さるお客様に支えられて私達のコンサートは成り立っています。そして私達のお客様はいつも、暖かい拍手で私達の演奏を支えて下さります。本当にコンサートというのは、演奏者とホールスタッフさんたち、そして会場に来られる方達ひとりひとりの気持ちが一つになってはじめて創られるものだな、と毎回ステージの上で実感しています。暖かい拍手というのは演奏家の私達にとって、何よりも大きな支えであり、その暖かい雰囲気が素晴らしい演奏へと導いてくれるのです。演奏の質だけがよくても、お客さんの拍手が大きいだけでもいいコンサートが出来ないのです。全てが揃って素晴らしい空間が出来ます。


コンサートというのは、演奏者が一方的にステージで演奏を披露するというイメージがありますが、実は、演奏者と聴きに来られるお客さんたちのコミュニケーションの場でもあるのです。私はこれまで、小学校から、老人ホーム、大使館にホームコンサートと、ありとあらゆる場で演奏をする機会に恵まれましたが、そこで出会ったたくさんの演奏家やお客さんとのつながり、これが私の財産となっています。

そんなわけで、いつも拍手喝采をおくってくださるPacオケのお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、私がいつも定期演奏会の一日目に楽しみにしているのは、私達楽団員が住まわせて頂いている団地で入団当初コンサートをした時に声をかけてくださったお方がいます。その方はいつも定期演奏会初日に同じ席に座られているので、定期演奏会一日目はその方と舞台と客席で挨拶をするのが習慣になりました。知っている方が聞いて下さっていると思うと、とてもやる気がでます♪

その他にも西宮北口駅で楽器を持って電車を待っていると、今日は楽しいコンサートをありがとう、とか、次のコンサートすごく楽しみです!と声をかけてくださる方もいて、とっても暖かい気持ちになります。演奏する側と聞く側、絆が大切です♪でも、こうして声をかけられるということは、、、いつしか本番後にタラちゃんとホンキュン君と空腹のあまり駅前のベンチに腰をおろし、コンビニで買ったおでんと焼き鳥を食べていた姿、誰かに見られていたんじゃないかと今更ながら後悔。。。巨人なガイジンたちに大きなチェロケースをもった私。今想像してみると、駅前の巨大なショッピングモールの西宮ガーデンズよりも目立つのでは。。。ここはベルリンではないのだということを忘れぬよう心がけたいと思います。(O_O;)


ドイツで8年間暮らし、帰国後もこうしてガイコクジンたちに囲まれた生活を送っていると、欧米感覚がぬけません。。。この半年間、日本にいながらなぜか英語漬けな日々を送っていたら、全く話せなくなっていた英語がだんだん話せるようになり、今度はドイツ語を話すときに変に英語が邪魔してきて、なんだか変な言葉になりとても気持ち悪いので、ドイツ語と英語をはっきり区別して話せるよう、ドイツ語の勉強を続けようと早速昨晩、独書をアマゾンで注文!今日手元に届いてその速さに驚きです。どちらかというと、英語の単語レベルがあまりにも低いのでなんとかしなければならないのですが、やっぱりドイツ語が好きなのでドイツ語をさらに深めようと思います。ドイツ語とドイツ音楽がやっぱり好きです。DUDENというドイツで買った同義語辞書を眺めるのが趣味です。そしてベートーヴェン、ブラームス、シューマンにシューベルトが大好きです。日本にいながら、ドイツにどっぷり浸った生活続けたいです♪笑 


まだまだまだまだたくさん書きたいことはあるのですが、明日一日オフなので、溜まっている雑用と次の本番の譜読みがあります!そろそろ寝なければ、という事で今日はここでおしまいです。

それではまた次回の更新までしばしお待ち下さいませ♪
by nana-cello | 2012-02-26 22:28
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